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間取りを考える前に。家族で整理しておきたい5つのこと

家づくりを考え始めると、

 

「回遊動線がほしい」

「ファミリークローゼットが便利そう」

「ランドリールームは3帖くらい?」

「LDKはできるだけ広くしたい」

 

そんなふうに、少しずつ希望が増えていきます。

 

InstagramやYouTubeを見ていると、素敵な間取りや便利なアイデアが次々に出てくるので、「これもいい」「あれも欲しい」となるのは、よくある事です。

 

でも、間取りを考えるときに、私たちが最初に大切にしたいのは、

 

「何をつくるか」より、「そこで、どう暮らすか」。

 

人気の間取りが、そのまま自分たちにとっての「いい間取り」になるとは限らないからです。

 

今日は、間取りを描き始める前に、一度ご家族で考えてみてほしい5つのことを書いてみます。


1.まず、「朝の1時間」を想像してみる

 

 

間取りを考えるとき、部屋の広さや収納量から考え始めることが多いのですが、まず想像してみてほしいのが平日の朝です。

 

たとえば、

 

起きる。

顔を洗う。

着替える。

朝食をとる。

身支度をする。

学校や仕事へ出発する。

 

一つひとつは当たり前のことです。

 

ところが朝は、家族みんなの行動が同じ時間帯に重なります。

 

「洗面所を使いたい人が重なる」

 

「着替えを取りに行くために家の中を行ったり来たりする」

 

「料理している人の後ろを家族が何度も通る」

 

こうした小さなことが、毎日積み重なっていきます。

 

反対に、朝の動きがスムーズな家は、それだけで少し時間に余裕が生まれます。

 

いい動線とは、図面上で線が短いことだけではなく、暮らしている人の動きがぶつかりにくいこと。

 

そんな見方も大切だと思います。


2.「帰ってから寝るまで」を順番にしてみる

 

 

次は、家に帰ってきてから。

 

玄関を開けて、

 

バッグはどこへ置くでしょう。

 

上着はどこで脱ぐでしょう。

 

子どものランドセルは?

 

買ってきた食品は?

 

手を洗うのはどこ?

 

着替えるのは?

 

そして、夕食の準備や洗濯が始まります。

 

ここまで想像すると、

 

「シューズクロークが欲しい」

 

ではなく、

 

「帰ってきたとき、ここに荷物を置けたら便利だから、この場所に収納が欲しい」

 

という考え方に変わってきます。

 

同じ収納でも、意味が違います。

 

「人気だからつくる収納」ではなく、暮らしの中で役割のある収納になっていきます。


3.家事は「部屋」ではなく、一連の動きで考える

 

 

たとえばランドリールーム。

 

「何帖あればいいですか?」

 

と聞かれることがあります。

 

もちろん広さも大切です。

 

でも、本当に考えたいのは、

 

洗う。

干す。

乾かす。

畳む。

しまう。

 

という一連の流れです。

 

洗濯物を干す場所と、しまう場所が離れていれば、その距離を毎日のように往復します。

 

反対に、ランドリールームを広くしても、そこで何をするのかが曖昧なら、使わないスペースが生まれるかもしれません。

 

だから、

 

「ランドリールームは何帖必要?」の前に、「わが家は洗濯をどうしている?」を考えてみる。

 

そこから必要な広さや配置を決めていく方が、暮らしに合った間取りになりやすいと思います。


4.「家族との時間」と「一人の時間」、両方を考える

 

 

つながることと、

ずっと一緒にいることは、少し違う。

 

家づくりでは、

 

「家族が自然と集まるLDK」

 

「家族の気配を感じられる間取り」

 

という言葉をよく使います。

 

私たちも、とても大切にしている考え方です。

 

でも、

 

家族がつながっていることと、ずっと同じ場所にいることは、少し違うと思っています。

 

本を読みたい。

 

少し仕事をしたい。

 

ゲームをしたい。

 

ぼーっと外を眺めたい。

 

一人になりたい。

 

そんな時間もあります。

 

完全な個室をつくらなくても、LDKの隅のカウンターや、階段下の小さなヌック、窓際のベンチでもいい。

 

同じ家の中にいながら、それぞれ違うことをしている。

 

でも、なんとなく家族の気配は分かる。

 

近すぎず、遠すぎない距離。

 

間取りには、そんな役割もあると思います。


5.「今ちょうどいい」だけで決めない

 

 

家を建てるとき、どうしても「今」を中心に考えます。

 

小さな子どもがいれば、子育てしやすい間取り。

 

共働きなら、家事がしやすい間取り。

 

もちろん、それでいいと思います。

 

ただ、家は長く使います。

 

子どもは成長します。

 

働き方が変わるかもしれません。

 

家族の人数が変わることもあります。

 

趣味が増えるかもしれない。

 

親との暮らしを考える時期が来る可能性もあります。

 

だから、すべてを将来予測してつくり込むのではなく、

 

「この部屋は、将来違う使い方もできるかな?」

 

くらいの余白を残しておく。

 

私は、それも長く暮らせる家の条件の一つだと思っています。


「いい間取り」は、家族によって違う。

 

 

回遊動線も、ファミリークローゼットも、ランドリールームも、とても便利です。

 

広いLDKも魅力的です。

 

でも、それらを全部取り入れた家が「いい家」なのではありません。

 

朝、どう過ごすのか。

 

帰ってきて、どう動くのか。

 

家事をどうしているのか。

 

家族と、どんな距離で過ごしたいのか。

 

そして、これからどんな暮らしをしていきたいのか。

 

そこを一つずつ整理していくと、

 

自分たちに必要な間取りが、少しずつ見えてきます。

 

だから家づくりは、住宅会社へ相談する前に、すべてを決めておく必要はありません。

 

土地が決まっていなくても。

 

予算がまだ曖昧でも。

 

新築にするのか、中古住宅を買ってリノベーションするのか迷っていても。

 

「何から考えたらいいのか分からない」

 

というところからでも、家づくりは始められます。

 

むしろ、そんな段階だからこそ、

 

一度、今の暮らしと、これからの暮らしを整理してみる。

 

そこから始めてもいいのではないでしょうか。

 

Houseではなく、Homeをつくる。

 

WoodyHomeは、間取りを描くことだけではなく、

その先にある「そこでどんな毎日を過ごすのか」を、一緒に考える家づくりを大切にしています。


感謝・誠実・愛

 

 

家は人が住んでから初めて家になります。私たちはその空間を「ホーム」と呼びます。

 

日田市・うきは市・朝倉市・玖珠町で家を建てるなら、設計から施工まで手掛ける工務店の、WoodyHomeへご相談下さい。

木と漆喰でつくる、注文住宅コンセプトハウス