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建築業界に入るまで⑤

プライベート

『そんなに、ログハウスが好きなら。。。』

 

ログハウスの会社へ、雇ってもらえるように直談判に行った私は、ログハウスへの思いをぶつけようと意気込んでいました。しかし、1社目では門前払い、2社目では話は聞いてもらったけど、「今は雇用する予定はない」という事で断られ、3社目では、「もう少し早かったらなあ。今月新卒を雇ったばかりなんで、人は足りてるんよ。ごめんね。」という結果でした。

 

もう、ここ近郊では、ログハウスの会社はないし、どうしようかとマゴマゴしていたら、3社目の社長さんが「そんなに、ログハウスが好きなら、まず大工になったらいい。ログハウスを、設計するも監理するも、実際に手で刻んで組み上げるも、全て基本はそこに詰まっている。」というアドバイスをいただきました。

 

えっ? そうなの?

 

 

 

『25歳で、大工の弟子入り』

 

ということで、素直に大工になるべく、まずはインテリア会社の社長に、事の経緯を正直に話し、退社することになりました。

 

次に大工になるため、工務店に知り合いがいた父に相談したところ、社長さんに話をしてくれて、2か月後に見習いとしてお世話になるように決まりました。

 

工務店でお世話になるまで、1ヶ月程時間がありましたので、その間、何かできないかなあと思っていたところ、私の姉の夫、つまり義兄が大工をしていて、自宅の敷地内に貸家を建てるるという事だったので、少しでも体験しておいた方が良いと思って、手伝いに行かせてもらうようになりました。

 

最初は、鑿(のみ)や鉋(かんな)の刃研ぎから教えてもらい、板を削ったり、仕口や継手の刻み方を教えてもらいました。

 

そんな様子を見ていた義兄のお父さんが、「あきらが大工になると言うんなら、うちで預かる。身内に大工がいるのに、わざわざ他に行くことはない。」と、私の父に提言し、あれよあれよという間に、見習いではなく、弟子という形で、そのままお世話になることになりました。

 

1995年4月、25歳で大工の弟子入りでした。

 

お世話になるはずだった工務店の社長さんには、父から事情を話してもらうと「身内にそういう人(大工)がいるのであれば、それが一番いい。」ということで快諾していただけました。

 

こうして私は、建築業界に入りました。一般的には、遅いスタートでしたが、いろんな経験を積んだ分、いろんな角度から、物事を考えられるようになってから、入れたような気がしています。

 

~25歳までのストーリー~

 

お付き合いいただいて、ありがとうございました≦(._.)≧

 

 

 

さて、ここからは番外編(おまけ)です。ご興味ある方は、どうぞ。

 

 

『弟子時代も、ログハウス巡り~バンド活動(趣味)』

 

弟子に入ってからは、一心不乱に知識や時術を体得しようと必死でした。早く覚えて、ログハウスをつくれるようにもなりたいと、希望にも満ちていたと思います。

 

 

なので、休日のログハウス巡りは継続していました。そしてまた、髪を伸ばしはじめていました。

やっぱり、カントリーやフォーク、ロックが好きなんでしょうね。それに伴って出てくる、自然の風景も。

 

 

 

 

 

弟子に入って3年が経とうとしていた頃、意気投合した知人と、趣味でバンドを組むようになり、ライヴもやるようになりました。

 

それにしても、短髪にしたり坊主にしてみたり。。。変身し過ぎのように思いますが。。。男性でロングヘア―をした人は、頭が薄くなるのも早いようで・・・まあ、ハゲ隠しです( ゚∀゚)

 

しかしながら、自然巡りも音楽活動も、数年前のストレス発散のためにやっていた頃とは全く違い、毎日が楽しく、生きてるって感じでした。やはり、芯の願望に沿った目標を持つと、人間、楽しくも強くもなるんだと。。。そんなことを実感していました。

 

 

 

『ログハウスづくり断念』

 

弟子入りから4年が経った頃、順調に弟子上がりが出来ました。

 

さあ、待ってました。いよいよ、ログハウスの世界へ。。。と思っていましたが、ログハウス建築を本業にした場合、需要の観点から全国を視野に入れなければなりません。いわゆる、長期出張の連続です。

 

当時私は、“まっすん”と付き合っていて、結婚の話も出はじめた頃でした。家庭をもって、長期出張を連続して繰り返すのは・・・。“まっすん”との家族の暮らしを取るか、大好きなログハウスの仕事で全国を飛び回る形を取るか・・・迷った挙句、“まっすん”との暮らしを選択し、一般建築の大工として生計を立てようと決断しました。

 

 

 

『25年越しの、ログハウスに挑戦』

 

ホームページ内にもあるように、思い立ってから25年目に、やっとログハウスを手掛けられるようになりました。ログハウスメーカーのTALOの代理店として、昨年の9月にスタートいたしました。→ログハウスのページ

 

 

 

 

『自然に包まれ、木と漆喰の家で暮らす。』

 

最高です。

 

 

最後に、プロローグと言いつつ、№⑤までの長文となりましたが、最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

家は人が住んでから初めて家になります。私たちはその空間を「ホーム」と呼びます。

 

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