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テレビの音が寝室まで。暮らし始めてから気づく、間取りの小さな困りごと。

テレビの音が寝室まで。暮らし始めてから気づく、間取りの小さな困りごと。

 

家づくりのときには、間取りや設備、収納の大きさなど、たくさんのことを考えます。

 

家族の動線や家具の配置、窓から入る光。

 

何度も打ち合わせを重ねて完成した住まい。

 

それでも、実際に暮らし始めてから初めて気づくことがあります。

 

例えば、テレビの音。

 

リビングでは何気なく見ているテレビも、壁の向こうが寝室だったら、思っていた以上に音が気になることがあるかもしれません。

 

家族の生活時間が違えば、なおさらです。

 

今回は、そんな暮らしの中で生まれる小さな困りごとに対して、間取りを大きく変えずにできる工夫をご紹介します。

 

 

テレビの位置は、簡単には変えられない。

 

「音が気になるなら、テレビの位置を変えればいい。」そう考えることもできます。

 

しかし、実際の間取りでは、それほど簡単ではありません。

 

テレビの位置は、ソファの配置やリビングの広さ、窓の位置、家族の動線など、さまざまな要素と関係しています。

 

テレビを別の壁に移動すると、今度はソファの配置が難しくなったり、窓からの光が画面に映り込んだり。

 

ひとつの問題を解決しようとすると、別の問題が生まれることもあります。

 

だからこそ、今の暮らしをなるべく変えずに、できることはないだろうか。

 

そんな視点から考えてみます。

 

 

壁を壊さず、収納をつくるという選択肢。

 

今回考えたのは、間仕切り建具を利用して、テレビと寝室の間に小さな収納スペースを設ける方法です。

 

壁掛けテレビの位置はそのまま。

 

寝室側に、収納として利用できる空間をつくります。

 

 

収納を設けることで、テレビとベッドの間に距離が生まれます。

 

ただし、収納を設けるだけで必ず音が小さくなるわけではありません。

 

テレビの音には、空気を伝わる音だけでなく、壁掛け金具や下地を通じて伝わる振動もあります。

 

そのため、実際に改善を検討する場合には、壁の構造や建具の隙間、テレビの取り付け方法なども確認する必要があります。

 

収納は、音の伝わり方に配慮するためのひとつの工夫であり、同時に暮らしの使い勝手を高める方法でもあります。

 

毎日は使わない。でも、大切に残しておきたいもの。

 

収納を考えるとき、私たちは日常的に使うものを中心に考えがちです。

 

洋服や掃除道具、日用品。

 

もちろん、それらの収納も大切です。

 

でも、暮らしの中には、毎日は使わないけれど、なかなか手放せないものもあります。

 

子どもが小さかった頃のアルバム。

学校でもらった賞状。

家族旅行の記念品。

昔から大切にしている本。

 

今すぐ必要なものではなくても、その家族にとっては大切な思い出です。

 

 

そんなものにも、居場所をつくっておく。

 

ただ収納量を増やすのではなく、家族が大切にしているものを残せる場所を考えることも、住まいづくりのひとつだと思います。

 

家具に合わせて、間取りを考える。

 

収納をつくるときに、もうひとつ大切なのが家具との関係です。

 

例えば、寝室のベッド。

 

ベッドの幅や長さ、寝室内の通路の広さによって、収納を設けられる位置や奥行きは変わります。

 

収納を大きくした結果、ベッドの周りが歩きにくくなってしまっては、せっかくの工夫が別の不便につながってしまいます。

 

 

大切なのは、収納をつくること自体を目的にしないこと。

 

今ある家具の大きさや配置を確認し、暮らしに無理のない位置を考える。

 

間取りに家具を合わせるだけでなく、家具に間取りを合わせる。

 

そんな考え方も必要だと思います。

 

これからの暮らしにも、選択肢を残しておく。

 

家族の暮らし方は、ずっと同じではありません。

 

子どもが成長したり、独立したり。

 

仕事や趣味が変わったり。

 

今は寝室として使っている部屋も、いつか別の用途になるかもしれません。

 

例えば、趣味の部屋。

 

読書や音楽を楽しむ部屋。

 

あるいは、体を動かすためのトレーニングルーム。

 

 

今回のような間仕切り建具を、将来的に取り外せる構造として計画しておけば、部屋を広く使う選択肢も残せます。

 

もちろん、建具の取り外しだけでなく、収納の固定方法や床・壁・天井の仕上げなども、あらかじめ考えておく必要があります。

 

将来のすべてを予測することはできません。

 

だからこそ、変えられる余地を残しておく。

 

それも、長く暮らす住まいに必要なことではないでしょうか。

 

家は、完成して終わりではない。

 

 

家づくりをしていると、どうしても完成したときの姿を想像します。

 

新しいキッチン。

広いリビング。

お気に入りの家具。

 

でも、本当の暮らしは、そこから始まります。

 

住んでみて気づくこと。

 

家族の成長とともに変わっていくこと。

 

今まで必要だったものが必要なくなったり、思いもしなかった場所が必要になったり。

 

そんな変化に合わせて、住まいも少しずつ変わっていけたら。

 

今の困りごとを考えながら、これからの暮らしにも選択肢を残しておく。

 

そんな家づくりを大切にしています。


感謝・誠実・愛

 

 

家は人が住んでから初めて家になります。私たちはその空間を「ホーム」と呼びます。

 

日田市・うきは市・朝倉市・玖珠町で家を建てるなら、設計から施工まで手掛ける工務店の、WoodyHomeへご相談下さい。