明日からゴールデンウィークに入りますが、コロナの第4波により、自粛の連休になりそうですね。たしか、去年も同じことを言っていたような。。。
さて、先日から検討している、玖珠町のS様邸の地盤についてですが、候補に挙がっていた「GRRシート工法」は、詳しく積算をしてみると、結構なコストとなり、予算を大幅にオーバーしてしまうことが判明しました。
そこで考え方を根本から見直して、10m下に軟弱な地盤があるのであれば、そこから支えるのではなく、下が空洞の橋をイメージして、上から家の荷重をかけても持ちこたえられる、厚みのある地盤構造を造れないかと。
そのための情報集めとして、再度地盤調査を行いました。
今回の方法は、表面派探査法というやり方で、前回行ったスウェーデンサウディング法とは調査のアプローチが違った方法になります。
今回は下から支えるという考えではなく、強固な厚い地盤を造るという発想なので、軸から面の耐力データが必要でした。
調査の結果、
30~50kg/㎡の耐力が、表面派探査法ではあることが分かり、住宅の荷重であれば十分な耐力です。
基礎地業で、薄転圧を施せば大丈夫です。
しかしS様邸は、
このような深基礎になるので、中央部を盛り土にしなければなりません。
その際、ただ盛っただけでは軟弱地盤の完成となりますので、土とセメント系の固化材を混ぜ、薄転圧で固めます。
これらの方法で積算してみたところ、何とか予算内に収まりそうです。
土工事は、ただでさえ結構な金額がしますので、用途用途でやり方を考えないと、工事費が莫大になってしまいます。
さてさて、脳味噌にかなり汗をかきましたが、S様、なんとか行けそうです(`・ω・´)ゞ
では🖐
家は人が住んでから初めて家になります。私たちはその空間を「ホーム」と呼びます。
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